“いざなぎ景気以来の景気回復”は、やっぱり数字のマジック
どう考えても納得いかないことがあります。今の日本が景気拡大していて、戦後2位の「バブル景気」に並んだというニュースです。東京だけのことかと思っていたら、先日、山口県の景気も回復を続けていて好調というようなニュースが流れていました。たしかに、「東ソー(周南市)やトクヤマ(同)など化学を中心に大手工場が高水準の生産を維持し、設備投資も大幅に増えている。」というニュースはずっと続いていますが、従業員まではまわってないよね。と話していました。
毎日、こんなに働いているのに、どうして苦しいんだ、うちだけかな?と思っていました。きっと格差がひろがっていて、大企業の方々はよくなっているんだろう、と思っていました。ところが、森田 実さんのHPをのぞいて、納得しました。やっぱり、数字のマジックだったんですね。小泉政権は、言葉のマジックもひどかったけど、数字のマジックまで利用していたんですね。専門的なことは説明できないので、森田実さんも「少し長いが、お許しいただきたい。」 と書かれていますが、私もそのまま引用させていただきます。 菊池先生は時事通信社発行の『世界週報』(2006.5.9-16号)の中で、こう述べている。少し長いが、お許しいただきたい。森田 実さんは、「景気回復→大増税」の大合唱がおこるだろうと言われています。行政改革といいながら、塩爺さんが、「母屋でおかゆをすすりながら、離れではすき焼きを喰っている」と言われた状態はまったく変わっていないんじゃないの?と文句を言いたいのに、じょうだんじゃない!民主党は生まれ変わって、『減税』やってみろ!と書きましたが、じょうだんではないのだ! どこかで読みましたが、小泉さんは、医療費の自己負担を2割から3割へアップ、介護保険料、雇用保険料の引き上げ等々、実質7兆円の増税をしている、というではないですか。どこだったっけ。探してみなくちゃ。恒久減税と言われていた定率減税もなくなるし。あ~、朝から怒ってきた! ちなみに、「言葉のマジック」については、新自由主義をウォッチするさんのところで読んだぬぬぬ?さんの「法律の中身と法律の名称がまったくの逆になっている」というご指摘がおもしろかったです。それは反対するものを悪者にするレッテル貼りに使えるというトリックが隠されているのだ と書かれていますので、引用させていただきます。 「民主党は国民保護に反対だ」たしかに、「障害者自立支援法」あたりから、なんだかヘンだなぁ、と思っていました。小泉政権を支える方々は、まず国語からやり直してほしい、と思いましたが、きっと確信犯なんでしょうね。こういう方法で国民を欺くのは、とても汚いと思います。みんな、こういう「ごまかし」を使う国民になってしまうでしょう。いろんな地方自治体でも、「ごまかし」だらけになっていませんか?そういえばアメリカのためなのに沖縄のため、と表現する米軍再編に伴う日本側の負担3兆円もおかしいですよね。
by dket
| 2006-05-11 08:26
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