郵政民営化について、真正面から論議して!
人気ブログランキングの1位を保ち続けておられる世に倦む日日にTBしておくと、そこから見に来てくれる方が多くなったのか、いやなコメントをいただくことも多くなりました。そこで、
「郵便局は法人税、事業税は払わないままでよいのですか?なぜ税金も払わずに民間の宅配業者や銀行より有利な条件で事業をつづけているのですか?この1点だけをとってしても民営化反対論者は対抗できないと思いますが」 と 郵便配達員 と名乗る方からコメントをいただいたので、以下のように答えました。 民営化すると必ず法人税を納められるのですか?赤字でも? たしか、衆議院TVで質疑応答を見ていたとき、竹中さんが民営化しても600億円の赤字になると認められたと記憶しています。ネット上で探してみると、6月6日の共同通信のニュースで以下のように伝えられています。 竹中平蔵郵政民営化担当相は6日午後の衆院郵政民営化特別委員会で、民営化10年目の2017年3月期の郵便貯金銀行の最終損益(税引き前)が600億円の赤字になるとの試算を明らかにした。日本郵政公社のままなら同時期の郵便貯金事業は1383億円の黒字になるとの試算も合わせて示した。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050606-00000184-kyodo-pol (続き) 郵政公社は、黒字分を国庫納付金として納めているそうですが、金利引下げによりあれだけ国民から銀行へ所得移転した上、税金を投入した民間銀行はどのくらい法人税を払えているのでしょうか? 早稲田大学の田村正勝教授は、HPで以下のように書かれています。 郵政職員の給与に税金が使われていない。郵政公社が5年間で、1兆円の国庫納付金を納め、これは全金融機関の10年分の法人税総額に相当する。さらに本来国庫が負担すべき年金部分を、現在は郵政公社が負担している。したがって民営化すれば、財政が改善されるのでなく、逆に悪化する。 http://www.waseda.jp/sem-masakatu/main.html と書かれています。 以上、テレビに出る人は、もっと勉強して!と書いた日のブログのコメント欄をご紹介しましたが、コメントした後、間違っていないか不安になり、郵政民営化について本当に“理解したい。”という思いが強くなりました。私は民主党の人が郵政民営化は賛成だと言っているのを聞くと、なぜ、郵政公社ではいけないのか?と聞いてみたくなります。もちろん、改革すべきことは多いのだろうけれど、それは8月13日の世に倦む日日に書かれているとおりだと思います。 (以下、抜粋してみます。) 郵政改革については二年前に郵政公社法が成立施行されて、公社法に則って公社自らが経営改革を進めることになっている。言われているところの、東京駅前に中央郵便局の建物があるから交通渋滞の原因になっているとか、特定郵便局の世襲制の問題とかは、現行の公社法の枠内で改革を進めて行けばよい話であって、何も無理に郵政民営化法まで持ち出す必要のある問題ではない。事業内容の拡大や変更については、四年間の郵政公社の経営実績と業務改善を見て、そこで判断すればよい問題であった。 (抜粋おわり) 今日の世に倦む日日は、郵政民営化とは本当は何なのか と書かれていますが、民主党ほか小泉自民党に反対するところは、もしかしたら、この点を真正面から議論するのが良いのではないかと、最近、テレビを見ながらよく思っていました。小泉さんの 郵政民営化是か非か を争点とする、との主張に逃げないで、まっとうに(国民新党の方々がよく使われる)論戦をはった方が国民のためになるのではないでしょうか?私たち女性をはじめ、IQの低い人扱いされている層も中身をきちんと知れば、小泉さんに賛成するとは到底思えないのです。 ホリエモンのことも書いてみたかったのですが、お昼休みが終わってしまったので、またにします。ホリエモンは、地元の西京銀行といっしょにライブドア銀行を作り、現在、認可を申請中と聞きます。西京銀行の頭取さんとお話しする機会があり、順調に進んでいます。とのことでした。 旧とくらBlog Posted by dke at 13:28 │Comments(7) │TrackBack(5)
by dket
| 2005-08-30 13:28
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