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「最終処分場は安倍総理のおひざ元へ」との意見について
 2月8日、9日に福島県で開催された民主党党大会の特別分科会「福島復興分科会」で、放射性廃棄物の最終処分場を安倍首相のおひざ元へ、との議論があったことが問題となっています。

 はじめに、私個人の意見をはっきりさせておきます。山口県議会議員としても、一市民としても、当然、このことについては明確に反対します。仮にそのような決議が民主党でされるようなことがあれば、厳しく抗議したいと思います。
 ただ、そのような意見が出ることについては、心情的には、理解できる部分もあります。何もかも福島だけに押し付けるのではなく、日本中の誰もが自分のこととして考えてほしい、という思いから出た意見であると思います。

 以上のことを前提として、今回の問題については、不正確な報道の問題と民主党の対応のまずさについて、課題が残りましたので、少し書いておきたいと思います。

 まず、このニュースは、産経新聞が、8日の21時51分に報じた以下の報道がきっかけだと思います。
民主が提言 安倍首相の地元・山口に最終処分場(産経ニュース 2014.2.8 21:51)
民主党は8日、福島県郡山市での党大会に会わせて開いた福島復興推進会議(本部長・増子輝彦副代表)で、東京電力福島第1原発事故からの復興に向けた中間提言をまとめた。安倍晋三首相の責任を明確化するため、使用済み核燃料から出る高レベル放射性廃棄物の最終処分場を、首相の地元の山口県に建設することを求めた。


 民主党HPでは、
党福島復興推進会議(本部長・増子輝彦副代表、原発・復興特命担当)は8日、2014年度定期大会に際し郡山市内で福島復興特別分科会を開催し、同推進会議による中間提言をもとに、福島復興のあるべき姿について参加者間で活発な議論を展開した。
とされています。また、
昨年12月に発足した同推進会議では、福島復興に向けた党としての提言をまとめるため、東京での会議だけでなく、現地福島にも赴いて、県連地方議員や各自治体関係者の意見も聴取し、併せて関係各省庁との意見交換も行うなど、積極的な活動を行ってきた。そして、今回発表された中間提言では(1)福島新生のための健康管理、安全・安心対策(2)原子力損害賠償(3)除染の加速化・中間貯蔵施設設置の考え方(4)廃炉・汚染水対策(5)福島新生に向けた取り組み(6)風評被害対策に積極的な情報発信を(7)2020東京オリンピック公式競技の一部を福島で開催――といった項目について、それぞれ具体的な提言を行っている。
とも書かれています。
 つまり、今回の特別分科会での議論は、この中間提言を受けてのものであり、中間提言として決議されたものではないと認識しています。特別分科会の参加者から「原発推進論者の国会議員の居住地に、最終処分場を持って行って欲しい」等の意見も出されたけれど、それでは、わかりにくいので、安倍総理のおひざ元に最終処分場をと表現した、というようなことが増子議員から報告されたと思いますが、正確な議事録ではどのようになっているのでしょうか?早急に議事録を確認し、特別分科会の位置づけを明確にした上で、産経新聞に訂正を求めるべきではなかったのか、と思います。

 民主党の対応についてまずいと感じたのは、次の報道です。
民主が最終処分場の「山口県設置案」見直し 福島原発の除染廃棄物問題
(産経ニュース 2014.2.13 21:22)
民主党は13日、東京電力福島第1原発事故に伴う除染で発生した廃棄物の最終処分場を、安倍晋三首相の地元・山口県に設置するよう求めた中間提言を見直す方針を決めた。党内から「稚拙だ」との異論が相次いだため。

不正確な報道をもとに、民主党があたふたした様子が報じられています。さらに、福島民報が、
【民主党の中間提言】きちんとした政策を(2月14日)
民主党は、郡山市で開いた党大会の席上、東京電力福島第一原発事故からの本県復興に向けた政府への中間提言を発表した。驚いたのは放射性廃棄物の最終処分場を、安倍晋三首相の地元である山口県に設置する-とした点だ。唐突で科学的な根拠も示されておらず、海江田万里代表が翌日の会見で「党として決めたわけではない」と火消しに回り、結局は見直す羽目になった。何ともお粗末だ。
と報じており、不正確な報道が拡散してしまっています。

 民主党のマスコミ対応のまずさについては、9日の全代議員会議でも指摘され、執行部からはしっかり分析し対応していくとの答弁がありました。(ちなみに、平岡秀夫元衆議院議員からの指摘です。)それでも、今回の対応は、しっかり対応できていないのではないでしょうか?報道に問題があるとの認識がないのでしょうか?私は、党として、今回の経緯を正確に報告したうえで、誤解を招いたことを謝罪し、その上で、不正確な報道については、厳重な抗議をすべきだと考えます。
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by dket | 2014-02-14 10:44



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