<   2009年 01月 ( 7 )   > この月の画像一覧
郵政民営化の本質がほとんど分かっていない(?)方々に、財政・金融政策を任せたくない!
 「無形金融資産」ってなんだろう?の疑問から3年で、「丹羽春喜さんの論文のリンクがきれているのですが」と書いていたら、雑談日記さんが、見つからなくなっていた丹羽さんの論文のリンク先を探してくださったので、リンクをはりかえました。あらためて読み返してみると、納得することが多いです。
 わが国経済の「構造」には問題なしの次には、
     無尽蔵にありうる財政財源
 総需要の水準を大々的に引き上げるべきだといっても、個々の企業の力で意図的・政策的にそれを行うといったことは、できることではない。個々の企業が合理化=リストラ努力にはげまざるをえないということは、とりもなおさず、企業どうしで注文を削りあうということにほかならず、マクロ的には、不況・停滞をいっそう激化することにならざるをえない。これが、いわゆる「合成の誤謬」である。しかし、政府(中央政府)は、その財政・金融政策によって、マクロ的に総需要を操作することができる。したがって、マクロ的な総需要の水準とその成長率の決定・保持ということについては、全面的に、政府が責任を負うべきである。言うまでもなく、上記の、われわれによる政界への要望は、まさに、この点に立脚してなされているのである。とくに、現在のわが国経済のように、生産能力に大規模な余裕があり、また、外貨枯渇の心配もないという好条件に恵まれているときには、政府は、きわめて容易に、総需要水準の大幅な引き上げを実施することができるはずなのである。したがって、政府も政界も、経済の「自律回復」に望みをたくして傍観するといった無責任な政策姿勢をとってはならない。
とあり、今読むと、実感として理解できるような気がします。

 「郵政改革」論争で忘れられてきた重要問題も、あわせて読んでみてもらいたいので、ここにも一部引用しておきます。
 日本の市場経済は世界で最も効率が良い

「供給サイド」の面については、日本経済が、現在、おそらく全世界で最も効率の高い経済であるということを、認識しておくべきであろう。かつて、ソ連や東欧などの共産圏諸国では、需要に対して生産・供給のミス・マッチングがはなはだしく、使い物にならないような生産物がおびただしく生じて、それらが、いたずらに倉庫に積み上げられているのみといった状況であった。だから、在庫増加額の対国民所得比率ないし対GDP比率が非常に高かった。

軍需品の国家備蓄の増加額を推計して、それを差し引いた後でも、これら共産圏諸国では、この在庫増加額の対GDP比率が6~7パーセント以上にも達していた。 西側陣営の主要諸国の場合には、この比率が3パーセント前後にすぎなかったのであるから、差は歴然としていた。それだけ、共産圏諸国の経済効率は劣悪であったのである。

ところが、近年の日本経済では、在庫増加額(プラスまたはマイナス)の対GDP比率は0.0~0.3パーセントにすぎないのである。これは、信じがたいほどの、すばらしい効率の高さである。つまり、わが国の経済では、需要の変動に対して、企業サイドから、きわめて敏速・的確に商品(サービスをも含めて)が生産・供給されているわけである。

 この意味で、実は、わが国の経済では、「需給ギャップ」は生じておらず、マクロ均衡の状態にあるのであるが、そうであるにもかかわらず、「デフレ・ギャップ」は膨大に生じている。「需給ギャップ」は無いが、「デフレ・ギャップ」は巨大だというのが、現在の日本経済の特質なのである(後で詳述する)。


 わが国の経済の、類まれな効率の良さを物語るもう一つの指標は、実質GDPの成長率に占める労働生産性向上率の割合の高さである。よく知られているように、大多数の国で、普通は、この割合は、30~40パーセントぐらいのものである。

ところが、わが国では、1980年代から90年代の半ばごろまでの時期で、この実質GDPの成長率に占める労働生産性向上率の割合が、70~80パーセント以上にも達していた。このことは、わが国経済の効率の非常な高さを物語っているものであった。それどころか、1990年代の半ば以降最近までの時期になると、わが国の経済では、労働生産性の伸び率のほうが実質GDPの伸び率よりも高いといった、きわめて珍しい状況が続いているのである(2000~2004年では、実質GDPの成長率が平均年率1.3パーセントであったのに対して、労働生産性の向上率は平均年率2.2パーセントを記録している)。

だからこそ失業が多くなったのだとも言いうるわけであるが、いずれにせよ、「供給サイド」から見た場合には、郵貯の預金350兆円がどのような使われ方をしてきたにせよ、とにかく、日本の経済がおそらく世界でも最も効率の良い市場メカニズムを持った経済であるということについては、ほとんど疑う余地がないのである。

むしろ、郵貯の資金を財源とした「財投」による社会資本の整備ということも、そのような高い効率の市場システムの働きを支える一助となってきたと、考えたほうがよいであろう。いずれにせよ、政府の「構造改革政策」などと称する施策で、わざわざ、このような高能率のシステムに干渉する必要などは、まったく無いのである。


 続きの「政府首脳は、明確な分析と自己反省・自己批判、そして、国民へ謝罪を!」もお読みいただきたいのですが、同じように話されていた紺屋典子さんは、郵政民営化に関する特別委員会で、以下のように主張されていました。先日、読み直してみたら、ものすごく納得してしまったので、再掲しておきます。
財投資金がある程度必要となった場合、公的資金の資金調達をどうするかという視点も重要。残念ながら日本では証券というのは好まれない。そういう中で国債を個人が持つというのは他国に比べても低い。まだ60年前の国債が紙切れ1枚になったことが記憶に残っている国民も多い。国債が暴落するかもしれない、と国が必要以上に金融不安をあおって誰が国債なんか持つでしょうか?そういう国民の中にあって、郵便貯金というのは出し入れ自由な貯金というかたちをとった第二の国債だと考えられると思います。国がお金を調達するのに、どれだけコストをかけないでやるかという観点も忘れてはいけないと思います。・・今現在ある24700のの郵便局をもっと活用するべき。せっかくある財産をばらばらにして、解体して、価値をなくすような改革が国民のためになるとは到底思えない。


 郵政民営化については、城内みのるさんが、
郵政民営化の本質がほとんど分かっていない今の国会議員に多くを期待するのは無理な話であり、そろそろ国会議員の総入れ替えをしなければならない時期にさしかかっている。
と書かれています。そうかもしれない、と思ってしまうのですが、だとしたら、そんな国会議員たちに100年に一度といわれる経済危機を乗り切るための財政・金融政策を任せたくない、と思いませんか!

山口県の方々にも読んでもらいたくて、

山口ブログに参加しています。でも、更新をさぼっていたので、ランキング下降中。上位に復活できますよう、ご協力を!



 喜八ログさんにご報告が遅れましたが、先日の森田 実さんの出版記念会で、城内みのるさんに初めてお会いしました。その時、城内さんが、「あぁ、喜八ログさんの・・・」と言われましたよ。(笑)登壇されてご挨拶されたのですが、私の名前を出してご紹介くださり、さすが気配りの方でした。
[PR]
by dket | 2009-01-29 06:31
政府紙幣の発行も、100年国債の発行も、信用できる政府のもとで
 先ほど、フジテレビで、政府紙幣の発行について話していたので、書きかけにして(昔の記事の再掲だから、ほとんど手抜きなのですが、リンクがきれているので、そのリンク先を探して、リンクをはり直そうと思って)非公開にしていた「無形金融資産」ってなんだろう?の疑問から3年をUPしました。丹羽春喜さんは、着目すべきは、政府貨幣と日銀券の本質的な違い!の中で、「政府貨幣は政府の負債にはならない」ことを説明されていますので、わかりやすいかな、と思います。
 
 ネット上では、ずっと、「日本経済復活の会」会長の小野盛司さんが、「お金がなければ刷りなさい。」との主張を続けておられて、かなり前から読まれている方は多かったと思います。(神州の泉さんのところで読めますね。)
 最近は、高橋洋一さんが、政府紙幣を発行すればよい、という主張をされて注目されていますが、今朝のフジテレビでは、榊原英資さんも、10年前くらいに主張したことがあるのですが・・・。と言われていました。
 
 同じ番組で、世耕議員が、相続税なしの無利息国債の発行について言及されていましたが、これについては、亀井静香議員が先に提案されたように思います。どなたも『100年国債』とは言われないので、田村正勝教授(早稲田大学)の「15年間保有義務の相続税・贈与税のかからない無利子の100年国債」の発行をの主張についても再掲したいです。(長いので、一部だけ)
 もうひとつ重要な政策は「15年間保有義務の相続税・贈与税のかからない無利子の100年国債」の発行により、1500兆円のカネの一部をこれに向けさせて、財政赤字を解消することである。無利子の100年国債で現在の財政赤字を借り替えていけば、10年以内に財政赤字問題は解決する。


 「日本は財政危機ではない」、政府と個人の金融資産を自分の国のために使え、と主張され続けている菊池英博さんの日本再興投資資金枠100兆円のご提案にも注目したいです。
 財源としては国債を増発するのですが、ほとんどがアメリカ国債に投資されている外貨準備を1999年以前のように日銀の資金で保有する(政府が新規国債を発行し、日銀が市場で、既発の国債を買い取っていく操作を続けることにより)等の具体的で、現実的な方策が示されています。
つまり、日本銀行保有の国債は無利息国債と同じであり、債権国の日本としては大いに使うべき手法である。
と書かれていますが、詳しくは、国債価格は暴落しない(1)をお読みください。

 菊池さんについては、以前、
  菊池英博さんのお話が聞いてみたい。(外貨準備資金)
  菊池英博さんのお話が聞いてみたい。(国内基準行の自己資本比率規制)
と書きましたが、先日、森田 実さんの出版記念会でお会いしました。リーマン・ショック後のご意見が聞いてみたいと思っていましたが、それを菊池さんにお伝えしたら、今、書いています、と言われたので、楽しみにしています。

 いずれにしても、国民の生活を立て直すための財源は、知恵をしぼれば、いろんな方法で捻出できることがわかってきました。フジテレビの番組でも言われていましたが、そのお金をどう使うかが問題なのです。一刻も早く『信用できる政府』を確立し、絶望して、今にも自殺しそうな方々を救わなければならないと思います。
 政府が信用できないから納得できない。-道路特定財源の一般財源化は実質増税や、政府を信用できないから、電子投票も信頼できません。と書いたことがありますが、『信用できる政府』は、自公政権のもとではもう無理だと思っています。次期衆院選で民主党を中心とした野党による政権が誕生したら、必ず、実現してほしいです。(他人事でjはないのですが、こういうことを書く時、どうしても一国民の立場で書いてしまうくせがぬけません。笑)

山口県の方々にも読んでもらいたくて、

山口ブログに参加しています。でも、更新をさぼっていたので、ランキング下降中。上位に復活できますよう、ご協力を!

[PR]
by dket | 2009-01-25 09:32
「無形金融資産」ってなんだろう?の疑問から3年
 最近、つくづく思うのは、ネット上の情報は2年くらい早い、ということです。2年前くらいに熱心にブログで論じられたことが、やっとリアルな世界でも論じられるようになった、と感じられる方は多いはず。
 ブログの更新が滞りがちなので、昔の記事を再掲してごまかしたいわけではないのですが(汗)、最近、TVタックルで、三宅久之さんが丹羽春喜教授の論文を取り上げ、政府貨幣発行の話を言及されたそうなので、3年前に書いていた日本経済の「構造改革」は、きわめて悪質な誤った施策?を再掲しておきます。まだ、「無形金融資産」ってなんだろう?の疑問は解けていませんが。

・・・・・・(以下、再掲)・・・・・

 TBいただいた晴耕雨読さんの日本経済10%成長論を読んでいて、本当にそんなことが可能なのですか?とびっくりしました。「無形金融資産」ってなんだろう?と思いながら読みましたが、すぐあとに
その「無形金融資産」とは「国(政府)の貨幣発行特権」である。法的根拠は、基本的には「通貨の単位および貨幣の発行等に関する法律」(昭和62年、法律第42号)第4条、および、「日銀法」第38条である。
と説明されていました。
 読み進んでいくと、日本経済再生政策提言フォーラム 会長 丹羽博士の論文から引用、と書かれているので、「郵政改革」論争で忘れられてきた重要問題と、平成12年の総選挙を間近にひかえ、諸政党に強く要望するを読みに行って、さぁーっと目を通してみましたが、読めば読むほど、くやしくなります。もしかしたら、この主張は正しいのではないのですか?経済学を(も、ですね。)勉強していないので、詳しい方には反論があるのかもしれません。ぜひ、詳しい方、教えてほしいです。わが国経済の「構造」には問題なしと書かれている丹羽春喜さんの主張(一部以下に抜粋します。) 
しかしながら、激しい不況下にあるわが国の経済にとっては、そういった「供給サイド型」構造改革政策なるものは、まったく見当違いの間違った施策なのである。とりわけ、わが国経済における巨大な生産能力の余裕、すなわち「真の財源」をつぶしてしまおうとするような型の「構造改革」は、きわめて悪質な誤りであると言わねばならない。
は、何か問題があるのでしょうか?
 政府の経済政策については、森田実さんも紺谷典子さんも、内容は違いますが、「政府首脳は、明確な分析と自己反省・自己批判、そして、国民へ謝罪を!」と同様なことを言われていました。本当はどうなんでしょうか?

・・・・・(再掲おわり)・・・・・

 注:丹羽春喜さんの論文のリンクがきれているのですが、検索してみると、当時は見当たらなかった丹羽さんのサイトがあったので、その中のどこかにあるでしょうか?ちょっと見つからないので、リンクがきれたままです。すみません。
 丹羽さんのサイトと思われるものが、こちらにもあって、建白書への補論 着目すべきは、政府貨幣と日銀券の本質的な違い!という論文がありました。3年前に日本経済の「構造改革」は、きわめて悪質な誤った施策?を書いた時にも読んだと思うのですが、今、読み返してみると、こちらで、ある程度、「無形金融資産」ってなんだろう?の答が見つかるような気もします。


山口県の方々にも読んでもらいたくて、

山口ブログに参加しています。でも、更新をさぼっていたので、ランキング下降中。上位に復活できますよう、ご協力を!

[PR]
by dket | 2009-01-12 13:31
今日の衆院予算委員会では、“本籍が地方自治”の逢坂誠二さんに注目!
 今日から新学期が始まる子供たちが出かけていったので、ブログをのぞいてみると、国会傍聴記by下町の太陽・宮崎信行さんから、1781自治体の代弁者、逢坂誠二さんが予算委に初登場&逢坂さんってだれ?という記事のトラックバックをいただいていて、そのトラックバックは、2006年7月に書いたやっぱり逢坂誠二さんは、かっこいい!に届いていたので、急に元気になりました。
 国会傍聴記by下町の太陽・宮崎信行さんの記事には、
あす(8日)午後5時ごろから、衆院予算委員会で50分間質問に立ちます。NHKが中継します。
とあり、今日の中継なので、全国の方にもお知らせしなくては・・・と、投稿してから出かけることにしました。

 逢坂誠二さんといえば、まちづくり活動に取り組んでおられる方や、地方自治に関心のある方なら知らない人はいない!と断言してもいいくらい、すごい人なのですが、国会議員の方々は、あまり知らないのかなぁ、と思っていました。(だから、国会議員は地方分権を進めなくてはいけない、と言っていても、口だけで心から思ってないんじゃないの?と思ってしまうのでした。)
 私は、もともと、自分の暮らす“まち”が便利で、毎日を家族や友人と楽しく生きることのできる場所であってほしい、という素朴な願いから、いろんな活動にとりくんできた人間なので、もちろん、もちろん、逢坂誠二さんといえば神様みたいな方です。
 やっぱり逢坂誠二さんは、かっこいい!にも書いていますが、逢坂さんは、ニセコ町を日本一の情報公開の町にした方で、日本で初めて(たぶん、そうだったと思うのですが。)まちづくり基本条例を作ったニセコ町の町長さんだった方です。まちづくり活動に必死だった頃、まちづくりって何?と日々考えていました。そんな時、ニセコ町のHPで読んだまちづくり条例には、まちづくりの定義を“あえて”しません、というようなことが書かれていて、感動したことを思い出しました。
 何より、あの9.11選挙の時、小泉劇場でわきあがっていた自民党ではなく、民主党を逢坂さんが選ばれたことは、当時、ニセコ町長は民主党からにも書きましたが、さすが逢坂さん!と思えたのでした。そこには、
 どこかの市長がこれまで仲良かった熊代議員の刺客として、自民党公認で立候補されるというニュースがありましたが、基本的に地方自治体の長が小泉自民党を支持するとは、私にはとても理解できなかったので、ニセコ町長は、まともな判断をされたとほっとしたところです。
と書いていました。そして、いよいよ逢坂誠二さんの経験が大きく活かされる時が来たのかな、と思います。何で読んだのか忘れましたが、当選回数が1回の新人議員が予算委員会の理事に選ばれるのは特別なことなのだそうです。今こそ、『私の本籍は地方自治です。』と言われる逢坂さんに、全国で地方自治に取り組む方々の代弁者となってもらいたいと思います。


山口県の方々にも読んでもらいたくて、

山口ブログに参加しています。でも、更新をさぼっていたので、ランキング下降中。上位に復活できますよう、ご協力を!

[PR]
by dket | 2009-01-08 08:43
希望の芽をたいせつにしながら
 あけましておめでとうございます。をやっと書いて、ひさしぶりに、いろんな方々へトラックバックをお送りしたのですが、とても、おめでとうございます。とは言えない雰囲気のブログの方々が多く、申し訳ないなぁ、と思いながらもお送りした方と、お送りするのをやめた方がありました。
 特に、イスラエルの攻撃について取り上げておられる方のブログからは、多くの命が奪われている現実に、おめでとうございます。なんて不謹慎すぎる、という思いも伝わってきて、複雑な新年のご挨拶になりました。

 そのご挨拶の最後に、「暗い中でも、きっと希望の芽が育っています。」と書きました。続きに、“希望の芽”という言葉について書きたかったのですが、長くなったので、別の日にUPしようと下書きのままにしていた部分を、そのままUPしておきます。先日、こば☆ふみさんよりメールをいただき、ブログの更新を喜んでいただいたので。


 “希望の芽”という言い方は、高校の1つ先輩である、飯田哲也さん(環境エネルギー政策研究所)からいただいた新年のご挨拶「""再生挑戦の年 (A Green New Deal Challenge)」の中に、
 2008年にグローバル経済を襲った金融危機は、瞬く間に足元の実体経済も一気に揺るがす「100年に一度」の危機へと展開しました。加えて、「後戻りのできない臨界点」(point of no return)を過ぎつつあるとされる地球温暖化の危機、そして「世界の石油産出量のピーク」(peak oil)を越えつつあるとされるエネルギー危機という、「3つの危機」に私たち人類は直面しています。
 そうした中で、オバマが次期米国大統領に選ばれ、唯一力強い成長を続け「21世紀の自動車産業」と言われる自然エネルギーを核に「グリーン・ニューディール」の呼びかける声が世界で沸き起こっています。これが希望の芽です。 
 片や日本。国際政治的な好機であったG8洞爺湖サミット(08年7月)も、祭りと儀式で終わり、今や記憶の彼方です。「3つの危機」に対しても、国際的なリーダーシップどころか、国内的にさえ為すすべを持たない状況に陥っています。
 グローバル知識社会の進展の中で、意思決定者や知識人層が国際的なディスコースを共有していない「ガラパゴス列島」、国から地方まで政策実現のための「知行」が乏しく、何よりも万人のための「幸福社会」への共通合意(公共性)が欠けていることが深因だと見ています。日本こそ「グリーン・ニューディール」を切実に必要としているのではないでしょうか。
と書かれていて、希望の芽っていう部分が気に入ったので、使わせていただきました。
 飯田哲也さんは、『環境と経済の好循環』ということを最初に言われた方だと聞きました。まさに今、環境や教育や医療や介護の分野に、思い切った投資をして、雇用対策も経済との好循環で充実させていくことができたら、100年に一度と言われる経済危機の年にまかれた種が、希望の芽となって大きくふくらみ、きっと花を咲かせ実をつけてくれることでしょう。希望の芽をたいせつにして、がんばっていきましょう。


山口県の方々にも読んでもらいたくて、

山口ブログに参加しています。でも、更新をさぼっていたので、ランキングがどんどん下降中。以前のように上位に復活できますよう、ご協力を!


(1月7日に書いたものですが、書きかけのまま非公開にしていました。少しの間だけ、2月24日の場所におきます。→1月7日に戻しました。)
[PR]
by dket | 2009-01-07 07:51
派遣可能職種を「専門職に限る」派遣法改正へ。
 あけましておめでとうございます。のご挨拶を書きかけのままにしていますが、あっという間に時間が過ぎるので、先に、昨年8月に書いた調整が困難でも、派遣可能職種を「専門職に限る」派遣法改正へ動いてほしい。を再掲しておきます。
 昨年、現職の民主党議員が1区の予定候補、たかむらさんの応援に山口入りされたおり、この問題を聞いてみましたが、下に取り上げた新聞記事のような状況は、よくご存知ではありませんでした。議員もそれぞぞれ、専門分野があるのでしょうが、世論が大きく動いている今は、専門分野以外の議員さんも注目されており、民主党もまとまるのではないでしょうか?舛添大臣も、製造業を派遣労働の対象外とするのが望ましいとの考えを示されたそうなので、与野党で、国民のために「構造改悪」の修正を競ってほしいと思います。

 以下は、昨年8月に書いたものです。(当時、衆院選候補として活動していれば、書かなかったかもしれないのですが・・・。)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 昨日、民主党は、国民のために「構造改悪」の修正を競え!と書きました。その中で、田村正勝教授のコラムから
 非正規雇用問題は、特殊技能者に限らず一般的な派遣を認める「派遣法」を再改正しないかぎり解決に向かわない。
という部分を引用させていただいたばかりなのに、民主党の残念な対応についてのブログを読みました。調整は困難でしょうが、ぜひ、再検討いただきたいと思います。

 以前、さとうしゅういちさんも取り上げておられたと記憶していますが、情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊)さんが、派遣を専門職に限定する案に賛成しない民主党に抗議しよう!のところに紹介されています。
 7月26日の毎日新聞の記事「民主党:派遣法で苦慮 改正案、3野党と隔たり」ですが、一部引用しておきます。
 野党4党はそれぞれ独自の改正案をまとめたが、社民、共産、国民新の3党は派遣可能職種を「専門職に限り、製造業には認めない」で一致。「現行法通り」の民主党とは隔たりがある。社民党の福島瑞穂党首は、23日の会見で「(3党が主張する)ラインで野党が結束して法案を出せるよう、民主党に働き掛ける」と述べた。

 民主党の改正案は派遣会社系労組の支援を受ける議員がいる、といった複雑な党内事情の中でようやくまとめたもの。今月上旬には、山田氏自ら鳩山由紀夫幹事長に「厳しい規制を求める他党と交渉すれば、党内がまとまらなくなる」と訴えた。


 これについて、ヤメ蚊さんは、
 そういう一部組合の利権を守ろうとする姿勢が世間の労働組合に対する信頼を失わせた原因だということに気づかないのだろうか?
 それとも、民主党が一部組合のせいにして、実は、日経連に気をつかっているってことなのか?
と書かれています。いろんな立場の方の意見を取り上げなければならないので、調整は大変でしょうが、私は、派遣法は、本来の趣旨に立ち返るべきだと思います。派遣法をつくるときに、経済企画庁に出向していて、まさに、その仕事をしていたと言われる森永卓郎さんの派遣労働法を巡る環境は大きく変化したや、製造業への派遣を認めたことが格差拡大を招いたもお読みください。

 また、最近、たまにTBをいただく巨大派遣会社と戦うドンキホーテのブログさんのピンハネは、ほどほどに等々もお読みください。

 最後に、美しい季節とは誰にも言わせまい・・・・さんのところに、派遣法の歴史がまとめられていたので、引用させていただきます。
参照 労働者派遣法の歴史

1985年(中曾根康弘内閣)派遣法が立法される。
1986年(中曾根康弘内閣)
 派遣法の施行により、特定16業種の人材派遣が認められる。
1996年(橋本龍太郎内閣)
 新たに10種の業種について派遣業種に追加
 合計26業種が派遣の対象になる。
1999年(小渕恵三内閣)
 派遣業種の原則自由化(非派遣業種はあくまで例外となる)
2000年(森喜朗内閣)
 紹介予定派遣の解禁
2003年(小泉純一郎内閣) 
 例外扱いで禁止だった製造業への派遣解禁。
 専門的26業種は派遣期間が3年から無制限に。
 それ以外の業種では派遣期間の上限を1年から3年に緩和。
 但し、製造業は施行後3年間は1年が上限。
2004年(小泉純一郎内閣)
 紹介予定派遣の受け入れ期間最長6ヶ月、事前面接解禁
2007年(安部晋三内閣)
 製造業の派遣期間が3年へ
 





山口県の方々にも読んでもらいたくて、

山口ブログに参加しています。でも、更新をさぼっていたので、ランキング下降中。上位に復活できますよう、ご協力を!

[PR]
by dket | 2009-01-06 10:39
あけましておめでとうございます。
 あけましておめでとうございます。
 
 イスラエル軍のガザ地区空爆や、職や住居を失ったまま年越しされる方々のニュースで、重苦しい空気に包まれながら明けた2009年ですが、それでも、日本中がどっと“自己責任”という言葉に流れていった頃や、マスコミ主導で、世論を一気に郵政民営化賛成へ引っ張っていった9.11選挙前の 「胸が詰まり息が止まる思いがする。」頃に比べれば、ある意味、心が軽く、新しい年の幕開けに期待する気分が止められません。

 目の前の現実は大変厳しく、仕事を失った方や、毎日の資金繰りに苦しんでおられる方々に、「ある意味、心が軽く」なんて言うのは、本当に申し訳ないのですが、どうしても期待してしまうのは、逆転し始めた「潮目」のなかで、これまでの小泉、竹中路線を見直そうという考え方が“多数派”になってきたことを感じるからだと思います。これまで、何度も書いていますが、哲学者・久野収さんの『神は細部に宿りたまう』という本に書かれている言葉(内橋克人さんの『もうひとつの日本は可能だ』という本で紹介されていて知りました。)
「少数派の抵抗運動は、これから多数派になる視点を象徴的に先取りする。いのちや生活において頂点同調主義ほど無力なものはない」
を、これからも大切にしていきたいと思います。(下関、長門で活動する自分への叱咤激励もこめて。)
 
 マスコミの中で、多数派となりつつあるように思えても、油断せずに、しつこく書いていきたいと思いますが、小泉、竹中路線の見直しは、労働者派遣法医療制度改悪等の政策的なものだけで終わってはならないと思います。政治家やマスコミだけでなく、国民ひとりひとりが、『小泉的なもの』全体について考えてみるべきだと思います。

 昨年9月に書いた与党も野党も『小泉的なもの』を総括せよ!では、『小泉的なもの』について、経済コラムマガジン保坂展人さんのお考えを一部引用させていただきましたが、私も、2006年8月、参議院選挙にのぞむときに、小泉政権の5年間を振り返って、
“言葉”の薄っぺらな時代、約束を平気で破る時代、常に敵を作って結束しようとする時代、反対意見を封じ込める時代、不安をあおって争いを好む時代、自己責任の名のもとに政府が国民の保護を放棄する時代、知っている人たちだけが得をする不平等な時代。
書いていました。あの頃は、特に、小泉劇場と呼ばれた、政権がメディアを利用する手法が、情報操作に思えて、怒っていましたが、今でも、その頃のマスコミのあり方には疑問を感じています。お正月に、金子 勝氏が、朝日ニュースターの番組だったと思いますが、マスコミは、考えが変わったのなら変わった、と言わなければならないのではないか、と、こだわっておられましたが、賛同します。

 今日は、午前3時より、南風泊(はえどまり)市場で、ふくの初せりがあったのですが、ふぐのことを「ふく」と呼ぶ下関では2009年は「2」と「9」にちなんで「ふく年」として、消費拡大をPRするそうです。日本中が「ふく年」となりますように。

 暗い中でも、きっと希望の芽が育っています。

 今年もよろしくお願いします。


山口県の方々にも読んでもらいたくて、

山口ブログに参加しています。でも、更新をさぼっていたので、ランキング下降中。上位に復活できますよう、ご協力を!

[PR]
by dket | 2009-01-04 14:16



まだ間に合うかもしれない
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
ブログパーツ
以前の記事
最新のトラックバック
障害者雇用する企業が半数..
from 脳挫傷による見えない障害と闘..
【ツイッターで脱原発活動..
from 元・東電社員が語る、脱原発へ..
【改稿】原発推進も、TP..
from 元・東電社員が語る、脱原発へ..
原発推進も、TPP推進も..
from 元・東電社員が語る、脱原発へ..
【緊急寄稿】 原発推進も..
from 元・東電社員が語る、脱原発へ..
メモ帳
検索
人気ジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧