国民のために「構造改悪」の修正を競え!
 手ごわい内閣が誕生したと思います。
 小泉的なものがまったく排除された内閣で、“従来”の自民党が復活しつつあると感じました。それは“古い”自民党かもしれないけれど、安心感があると感じる方も多いのではないでしょうか。小泉・安倍政権は、国民的な人気があると言われてきましたが、昔から自民党を支持してきた方々からは、不評だった気がします。

 「本ブログは開設以来自民党政権に反対し続けてきた」と言われる反戦塾さんが、福田首相を支持するを書かれた時、わかるような気がしました。与党も野党も政治家の劣化が進み、国民の痛みにまったく鈍感な政治家と、毎日の生活に疲れ果て、貧しさや希望の持てない現実に心の荒れ果てた国民との乖離は、ますますひどくなるばかりです。そんな中、福田首相は、“まだまし”に思える気がしていました。これまで一緒に小泉・安倍政権を批判してきたブログの仲間の方々が少し“休憩中”(?)なのも、安倍さんが辞任されて、福田首相が誕生してからのような気がします。

 けっして、今回の内閣をほめているわけではありません。国の借金850兆円という脅迫装置で、消費税の値上げを進めたい財務省と一体の内閣であることは、経済財政政策担当大臣に与謝野さんを起用したことにより明確になりました。財務大臣も財務省出身の伊吹さんですし。植草さんは、「財務省基軸」と書かれています。
 かつて、伊吹さんが上司だったことがあるらしい(笑)平岡秀夫議員も財務省(当時は大蔵省)出身なので、あまり悪口は書きたくないのですが、大蔵族に騙されるな(財政問題1) (F-Kとチコマの「いろいろ考えてみよう」 より引用)には、
02年4月に国債の格付けが引き下げられた時に財務省は「日本は世界最大の貯蓄超過国であり、国債はほとんどが国内で極めて低い金利で安定的に消化されている。また、世界最大の経常収支黒字国であり、外貨準備も世界最高である」との意見書をまとめて海外の格付け会社に送付した(前著36・37ページ)。海外に向かってはそう言うのに、増税したいばかりに国民には巨額の資産がある事を説明しない、これが嘘つきで無くてなんなんだ。
と書かれています。その後、2006年6月19日には、格上げのニュースがありましたが、どうなったでしょうか。
 私は、30日に書いた、1500兆円の国民の金融資産を、国内で有効に生かすために、「15年間保有義務の相続税・贈与税のかからない無利子の100年国債」を発行し、累積国債をこの国債によって借り替えられる仕組みを構築しては?と言われる田村正勝教授の提案は、ぜひ、検討されるべきだと思います。50年国債については、すでに、参議院で、公明党の西田実仁議員が提案されているようですが・・・。

 先日から取り上げている田村正勝研究室のHPには、「構造改悪」の修正を!----内閣支持率20%に寄せてというコラムがありました。(三)構造改革の爪あと----内閣支持率の低下には、
 非正規雇用問題は、特殊技能者に限らず一般的な派遣を認める「派遣法」を再改正しないかぎり解決に向かわない。現在の派遣法の下では、大企業は正規雇用を圧縮し続けるばかりか、「偽装請負」その他の不正な雇用関係をも続ける。
      (中 略)
 もともと社会保障制度の遅れや、アメリカナイズされた市場主義的な政策ゆえに、日本の高齢者は、アメリカ以外の他の先進国に比して所得格差が大きく、貧困者が置き去りにされている。そこへ今度の後期高齢者医療制度の導入で、その傾向がいっそう強まった。これでは内閣支持率が下がるのも止むを得まい。これを回復するには、小泉内閣の構造改革という「改悪」を、ひとつずつ修正もしくは除去するほかはない。
と書かれていて、賛同します。
 福田新内閣も、一見、小泉路線の修正を目指すように見えます。しかし、植草さんも書かれているとおり
①弱肉強食奨励、
②官僚利権温存、
③対米隷属外交、
を変えることができるでしょうか?①②③は、実は、小泉政権以前からの自民党の路線(中曽根首相の頃から?ジャパンハンドラーズさんは、「田中角栄の失脚は、やはりアレはアメリカの意向と日本国内の反角栄派の意向が結びついた政治的クーデターだっただろう」と書かれています。)だと思うのですが、この路線自体を変えるのは、容易なことではないでしょう。
 民主党なら変えることができるのか?③については、小沢民主党にとっても大変困難なものとなるでしょうが、それでも成し遂げなければなりません。民主党は、国民のために(特に弱者の視点で)、新内閣と「構造改悪」の修正を徹底的に競うべきだと思います。

山口県の方々にも読んでもらいたくて、

山口ブログに参加しています。でも、更新をさぼっていたので、ランキング下降中。上位に復活できますよう、ご協力を!

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by dket | 2008-08-02 05:32
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