グローバリゼーションの終着点?(アメリカ国債)
先週の土曜日は、西部邁さん、関岡英之さん、東谷暁さんの講演とパネル討論があった第2回九州発言者塾に行き、ちょっと恥ずかしかったけど、質問をさせていただいたので、私がとくらだとお気づきの方から、いつも読んでます、とお声をかけていただいたり、お隣に座られた女性にメールアドレスをいただいたりして、大変うれしかったのですが、まだご連絡できていなくてすみません。講演内容もご報告したいのに、まだ書けていなくて情けないです。
第2回九州発言者塾は福岡であったのですが、その日の夕方は月1回の勉強会があり、すぐに新幹線で帰ってきて、ちょっと遅れて会場に着き、朝鮮通信使についてのお話を聞きました。(この話もなかなか興味深いものでした。)そのあと、夜中までディスカッションし、やっと家に帰ったのですが、次の朝までの宿題を抱えていたので、ほとんど寝ないで(ホントは寝ちゃったけど。笑)苦しんだ末、朝、メールを送ったら、ほっとして、緊張がきれてしまいました。 その夜には、衆議院の千葉7区補選で民主党が自民党を破ったニュースをはじめ、岩国、沖縄でもうれしい選挙結果のニュースが続き、すごいね!すごいね!すごいね!と叫んでしまいましたが、太田和美さんのおかげで、選挙結果が出る頃から、当ブログへのアクセスがどんどん増加し、とくらBlog始まって以来の伸びとなり、次の日は日頃の10倍近い数字となったので、びっくりしました。 やっとおさまってきましたが、選挙というのはすごいですね。それでも、共謀罪のせいで、喜んでいるひまもなく、なんだか今週はきつかったです。まだまだ油断できませんが、コメント欄にいただいていたアメリカ国債の話も気になるので、転載しておこうと思います。 今日の愛川欽也パックイン・ジャーナル(朝日ニュースター)でも「グァム移転費の日本負担は約7千億円。在日米軍再編全体では約3兆円」の話題をいちばん長く取り上げていましたが、これで私たちは増税しなくちゃやっていけない、とか年金も医療費も見直しとか言われるのは、どうも納得いかないのですが・・・。ジャパン・ハンドラーズには、「3兆円合意」で日本は名実ともに植民地の道へと書かれています。アメリカ国債については、昨年の11月に、竹中は、国有資産の売却を言うが、なぜ「米国債売却」を口にしないのか?と書かれています。 アメリカ国債の話は、森田実さんの講演会でも聞きましたが、うまくまとめられないので、コメントをそのまま転載することにします。dketは私です。 ●Commented by dket at 2006-04-21 09:23 x こば☆ふみ さん すべてアメリカに操られている、という風に考えてしまうのも悲しいのですが、国益のため(=国民のためのはずですが)に、いろいろ要求してくるのは、そちら側にたてば当たり前の話だし、そのアメリカの要望については、日本政府も国民のために、のらりくらり、うまくやる責任があると思います。小泉内閣はそれが本当にへただったということですよね。 ビデオニュースドットコムで山口二郎さんを迎えて話されている宮台さんが、今回はみょうにうれしそうです。まだ途中までしか聞けていないのですが、吉田首相の頃は、アメリカの言うことは聞いたふりをしながら、あまりにも度を越した要求をしてくると、共産主義者たちが暴れまっせ。とか脅していた、というようなかんじのことを言われています。 次の首相にはそういうしたたかさを求めますが、安倍さんじゃあねぇ。どだい無理だよねぇ。 ●Commented by dket at 2006-04-21 09:23 x アメリカの国債の詳しい情報がもっと知りたいです。もうゼッタイ返ってこないお金なんでしょ。グアムの移転費だって、一部は貸すとか言っていますが、貸したお金が返ってこないと思わなきゃいけないんでしょ。森田実さんの講演会で聞いたので、もう一回ちゃんと書きたいと思うのですが、そんなしたたかさのない外交のつけで、増税なんか、認められませんよね! ●Commented by basilicus at 2006-04-21 10:15 x おはようございます。 米国債引き受け額というのならboston com.というところに以下のような額がのっていました。120円換算で84兆円? Major foreign holders of U.S. debt By The Associated Press | March 16, 2005 Major foreign holders of U.S. Treasury securities at the end of January. Foreigners held $1.96 trillion of the $4.43 trillion in U.S. debt that was publicly traded. Here are the countries with the largest holdings, according to a monthly report from the Treasury Department: Japan: $701.6 billion Mainland China: $194.5 billion. United Kingdom: $163.0 billion Caribbean banking centers including the Bahamas and Bermuda: $92.5 billion South Korea: $67.7 billion Organization of Petroleum Exporting Countries: $64.7 billion Taiwan: $59.2 billion Germany: $57.1 billion Hong Kong: $52.9 billion Switzerland: $50 billion Canada: $43.4 billion Mexico: $41.1 billion Luxembourg: $29.3 billion Singapore: $27.6 billion Ireland: $21.0 billion ●Commented by 真名 at 2006-04-21 10:39 x これを見ても日本の突出ぶりがよくわかりますね。 ところでこの中にはオフショアがかなり入ってる。 Caribbean banking centers including the Bahamas and Bermuda: Hong Kong Switzerland Luxembourg ここは日本を初めとする富裕層の金が突っ込まれてる金庫なので、この中にも直接間接に日本人の金はかなり入ってるはず。 現在はまで日本を初めとする産業国家の国債保有が大きいけど、近未来には、「オフショア経由の国債保有」が主流になってくると思う。 その保有国債の金利が国民に対する「鉄鎖」となり、国家は檻となります。 これがグローバリゼーションの終着点となる。 ●Commented by basilicus at 2006-04-21 21:23 x なるほどー。 ひつこいけど、これもどうぞ。 http://www.ustreas.gov/tic/mfh.txt 英国分が急増しているのは何故なんでしょうか? ●Commented by こば☆ふみ at 2006-04-21 23:35 x とくらさま 森田さんの講演会での話では米国債を毎年2~30兆円買い込んでいたといってましたよね。お話の中で「その半分でも国内向けに使えばもっと日本は潤うのに・・・」と語り、数年前まで財務省は米国債の購入記録を公表していたのに森田さんが指摘した所、公表をやめたと言ってましたよね。 『どうしても 買わなきゃならない 米国債』 なんてことだったらちゃんと国民に説明してほしいもんです。 建築確認関連はまたコメントさせてください 関岡さんの講演会を楽しんできておくんなんしょ! (南信州の方言)(^^) それよきゃ・・・共謀罪だがや~!!!!!! ●Commented by 真名 at 2006-04-23 10:59 x 米国債もあるけど、他に、 ○ 米ドル外貨準備 ○ 米国州債 がある。その上、 ○ 米国株式への投資 これらを合わせて莫大な資金が米国に流れ込んでるわけだ。 それが米ドル圏国民経済の「運転資金」になってる。 これがなければ倒産してる。 日本人(含在日)は米国を支えることを選択したといえそうです。 イギリスの米国債保有残高急増の理由は、知らないな。 ------------------------ (追記:4月30日午前8時06分)とりあえずさんのところで、日本人のお金でイラクでたくさんの人が死んでいる、と書かれている記事がどこだったかな、と探していたのですが、見つからなくて、そのかわり、【レビュー】拒否できない日本----問題は拒否できない理由の中で、ずっと気になっていた あの頃、ロッキード事件が公になり、田中角栄が捕まったが、実際にはロッキード事件で日本側に贈られた賄賂は30億円とされており、田中角栄が受け取ったのは5億円に過ぎず、残りの25億のうち大部分は中曽根に渡ったとされている。ところが、アメリカ側は田中角栄の分は尋問調書を出したが、中曽根の分は握りつぶした。という部分を引用しておきます。これって有名な話なんですか?私だけ知らなかったのかな?「このあたりから日本の政治家とアメリカの関係は大体決まってしまったのではないだろうか。」と書かれています。 上に紹介したジャパン・ハンドラーズの、「3兆円合意」で日本は名実ともに植民地の道へには、ショックなことが書かれています。イラク戦争には参加したけれど、イランについては、日本はアメリカに追従できない、と ある講演会(アメリカの高官が同席しているシンポジウムだったかな?)で岡本行夫さんが話されていたと、関岡英之さんがビデオニュースドットコム(第257回[2006年3月3日] )で言われていました。関岡さんは感動した、と言われていますが、先週のNHKの討論番組だったと思いますが、岡本行夫さんが出られて、はっきりとそう言われているのを聞きました。でも、ジャパン・ハンドラーズには恐いことが書かれいます。また陰謀論?とコメント欄に書き込みいただきそうなので、そのまま信じるわけではありませんよ、と言い訳しながら、引用しておきます。 彼ら日本外交官は、アメリカの総合エンジニアリング会社ベクテルの利権に手を突っ込んだので、現地武装勢力の仕業に見せかけて殺害された可能性が高い。外交官奥克彦氏を殺害したのは米軍の秘密部隊である。
by dket
| 2006-04-29 23:58
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