ライブドアの上場廃止-万引きで死刑宣告?
話題の直言を注目しています。先日は、平野貞夫さんの「党名を『民守党』として出直せ」 を引用させていただきましたが、今日は、ずっと気になっている魚住 昭さんの「メディアの影」から一部抜粋させていただきます。
でも、と大鹿記者は言う。株式の売却益を特別利益に計上するのはしごく当たり前の会計処理で、経済記者の一年生ならば誰でも知っている。もし、記事の通りライブドアが株式の売却益を特別利益に計上していたとしたら、一般的な会計処理をしていたことになるという。特捜部の事情聴取を受けているライブドア幹部は悔しそうにこう言ったそうだ。魚住さんは、第1回の「なぜライブドアだったのか」に、「ライブドア事件をめぐるマスコミ報道や検察の動きに違和感を持っておられる方はかなり多いのではないだろうか。」と書かれていますが、私も違和感を持つひとりです。 当初、ライブドアの問題は、その背後にあるブラック経済や政治家の世界にまでつながるのではないか、という期待感を持っていたので、それまでは、ある程度のホリエモン叩きはしょうがないのかもしれない、と思っていました。きっこの日記や立花 隆さんの書かれているものからも、それはいつなんだろうと、少しわくわくしていたのに・・・。 結局、「そして何も起こらなかった」 (宮崎 学さん)で、終わるのではないでしょうね。原口議員や古本議員が追及されていた問題はどうなったのでしょうか?馬渕議員や興石議員の追及されていた問題(これは、金融庁とか竹中さんの責任?)はどうなったのでしょうか?ガセネタメール騒動で、みんな曖昧なまま終わるのでしょうか?ただ、単にホリエモンの『万引き』程度で、多くの個人投資家が被害者となるような事態を引き起こしたわけではないですよね。それで終わったら、それこそ、検察の「風説の流布」だと思うのですが・・・。そういえば、被害者の会ができたそうですね。民主党のメール問題でごまかされましたが、被害者の方々は、小泉さんの責任も忘れてはいけないと思います。その後の国会での質疑で、かなり明らかになってきましたが、選挙の時にライブドアには問題あり、ということは小泉さんも竹中さんもある程度、認識していたはずです。 検察の「風説の流布」については、『アエラ』にも関連記事がありました。書く時間がないので、お昼休みに書けたら書きます。 (追記:12時39分) 『アエラ』の記事は後回しにします。 岩国の住民投票のことで、TBを返していただいていた小泉内閣の支持率が一桁台になるまでさんが、「山崎行太郎さんの記事は真髄だなあと思う」と書かれていますが、真名さんが山崎行太郎先生のブログ復活と書かれていたので、私も読みに行っていました。ネット時代と溶解する資本主義に、「今度の「ホリエモン逮捕事件」は、むしろ、小泉政権をさらに危機に陥れかねない逮捕事件である。」とあり、『国家の罠』の佐藤 優さんの分析が引用されています。 (追記:20時52分)朝、きっこの日記 と書いてどの日の記事をリンクしようかと思いながらも、時間がなかったので、そのままにしていたので、さっき、きっこの日記を見に行ったら、野口さん事件の途中経過が書かれていました。ガセネタメール騒動以降、なんだか様子がちょっと変わったと思っていましたが、この問題、終わってなかったのですね。うれしいけど、内容を読んで重い気分。
by dket
| 2006-03-16 07:54
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