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歴史の重みと感動はどこへ?-自民党結党50年
 朝おきて最初に読んだ、とりあえずさんの民にできることは民に?----建築より国家のデザインを語れにTBしたかったので、以前、山崎養世さんが参議院国土交通委員会に参考人として出席され、国家全体のグランドデザインを語られていた時のことを書いたものを探したのですが、どうしても見つからず、もしかしたら書いていないのかも?どうやら ぼけ が始まったらしい。とあきらめ、その日の議事録を見つけたので、それを読み直していました。こういうものを読めば読むほど、とりあえずさんの書かれているとおり、国家のデザインを語ることが一切できない人間が政治をしている今の現状が腹立たしく、悲しくなってきます。
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 自民党結党50年記念党大会のニュースをテレビや新聞で見て、もっとも自民党的な人たちを追い出して、自民党をぶっつぶすと言った小泉さんが総裁の年にこんな節目を迎えるなんて、自民党を愛してきた方々は、さぞや無念だろうな、と同情していたら、なんと、立党50年宣言を読み上げたのは、あの杉村太蔵議員で、これにはさすがに私もきれそうになりました。私が生まれる前からずっと自民党政権で、ちょっとだけ政権交代があったにせよ、ほとんど自民党がこの国をデザインしてきたのはたしかで、一度も応援したことはないにしても、その50年の歴史というものには、ある程度の敬意は払いたいと思っていたら、そんな歴史の重みも感動も台無しにするあの立党50年宣言。あー、いやになった。
 昨日の朝、記念党大会があります、というニュースのあとちょっとだけ、自民党を追い出された方々(国民新党や無所属の議員?)と民主党の小沢さんが会ったのをカメラがとらえていました。とテレビでやっていました。反小泉勢力の結集はなるのでしょうか?というようなニュースは一瞬でしたが、私は喜びました。世に倦む日日では、せいぜい小沢一郎が動いて民主党と新党二党を一本に纏めて終わりである。政界再編にもならない。と書かれていますが、何も動きがないよりはましです。今の小泉政権に対する危機感を持つ人は多いだろうし、前原さんが代表を務める民主党に危機感を感じている民主党議員も多いらしいし、あとは、世に倦む日日の主張されている創共協定(?)が叶えば・・・。最近、よくテレビで見る加藤紘一さん、加藤の乱はもう無理でしょうか?昔は顔が四角くくて嫌いでしたが、先日のシンポジウムに行った時、いいバランス感覚の方だと思いました。最後、近くまで行って見送った時、そばにテレビ朝日のコメンテーターの川村さんがおられました。まだまだ、この方への期待は高いのでしょう。でも、何か動き出すとまた、お金の疑惑とか出されるのかな?
 昨日、国家の罠についての記事は、仕事場で書いていたので、鈴木宗男さんのサイトがみつけられなかったのですが、ひさびさにのぞいてみると、昨日のイルクーツク声明の事が書いてありました。以下に一部を引用しておきます。
プーチン大統領の5年ぶりの訪日に、しかも日露修好条約150年という節目の年に、領土問題の前進に国民は大きな期待をもったと思うし、特に元島民の皆さんは固唾(かたず)を飲んで明るいニュースを待っていた事と思う。
 結果は何もなかった。経済協力は様々な分野で交流促進がうたわれたが、肝心の領土問題は、記者会見を見ながら「やっぱり」という感じである。外務省は去年年初からプーチン大統領の早期訪日を呼びかけながら、実現できずに今日に至った。ロシアのシグナルを読み取ることが出来ない外務省の姿を露呈している。また、外務省のロシア担当者の判断違いは、厳しく指摘されなくてはいけない。
 昨年7月18日付朝日新聞朝刊で、「政府がまとめた対ロシア外交の新しい『対処方針』が明らかになった。『今後の平和条約交渉』という副題で、『プーチン大統領の早期訪日には固執せず、平和条約交渉の進展が見込まれる準備が整った段階で実現する』」と記されているが、これはロシアに間違った、誤ったシグナルになっており、路線破綻したのだ。誰がつくったのか。誰がリークしたのか責任をとるべきである。なぜ56年宣言、東京宣言、イルクーツク声明の文書が作れなかったのか、国民に説明すべきである。
 東京宣言至上主義で外務官僚は「四島の帰属の問題」と「四島の日本への帰属」が本質的に異なることがわかっているのだろうか。東京宣言の文書からは、四島が日本に帰属するという結論は読み取れない。私はイルクーツク声明のラインに戻る事が国益に一番かなう事と考える。今日の両首脳の記者会見を聞きながら、対ロ外交に関係している責任者は信賞必罰する必要があるとつくづく感じたものである。

by dket | 2005-11-23 12:39
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まだ間に合うかもしれない

by dket
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