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「心の欲するところに従って」発言する
 ヘリオトロープの小部屋さんが、上智大学イベロアメリカ研究所主催のシンポジウム「人間の安全保障を脅かす<新自由主義>とは何か~「構造改革」日本の未来/ラテンアメリカの経験から考える~」の様子をレポートしてくださっていますが、いいなぁ、東京は、こういうのがいっぱいあって、と思いました。先日も朝早く、安藤忠男さんといっしょにNHKの番組に出られていましたが、内橋克人さんのお話が生でお聞きしてみたいです。
 先日、無理をして上京し、立教大学であった「日本のアジア政策を考える」に行ってみましたが、これも、こんな負け組政治家の講演会があるよ、と教えてもらわなければ、知らないで終わってしまう地方に暮らして、コメント欄にも書きましたが、はがゆい思いをすることが多いです(思い立ってすぐに行動できないので)。経済活動とは違った意味で東京はうらやましいところです。
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 情報が集まるという点で、いくらネットが発達しても都会と地方との格差はひろがる一方ですが、地方へ暖かい目をむけられている森田実さんは、HPで「地方」が私の主題になったと書かれて、新シリーズ・「地方を行く」 の連載を始められています。盛岡での講演会のことを書かれたものに、興味深い文章を見つけました。
「森田さんは先祖返りしたんですね。昔左翼だった人で保守に変わった人が読売新聞社の先輩にもいますが、彼はずっと保守です。森田さんもそうなのかなと思っていましたが、そうではなかったんですね。政治評論家ではなくなったんですね。」
 中野さんには一瞬にして相手の本質を見抜く鋭い記者の目があると感じた。私は若い頃左翼だった。中野さんからは、もとにもどったと見えたのだろう。なかば当たっている。
 「私は変わっていません。ただ、この40年ほど、新聞、雑誌、出版、テレビなどマスコミの世界で生きてきた間は、マスコミの世界に調和しようと努め、この世界のルールや常識の中で自分を抑えて生きてきました。しかし最近マスコミの仕事がごく自然になくなり、マスコミから離れ、再び一人になりました。「失業」という意味も含むフリーになりました。今後、原稿執筆と講演はやりますが、マスコミの外側で生きることになるでしょう。これからは私にとってマスコミも批判の対象です。文字どおり自由人に戻りました。今後はあまり抑制せずに、孔子流にいえば「心の欲するところに従って」発言することにしました。友人からは、政治評論家をやめて政治運動家になったのか、などと言われます。昔に戻ったね、とも言われます。私の考え方は青年時代と本質的に変わっていないのですが」。
以上、2005.10.24 森田実の地方を行く――「国家の実力は地方に存する」[14] 盛岡〈1〉――鮭が遡上する水と社の城下町 より引用。

 私は、右とか左とかその定義がわからないと書きましたが、なんで屋-驀進劇- の右翼と左翼の境界線って何?でいろいろ説明してありました。だんだんおぼろげながら、わかったような気もしますが、やはり右も左もツナガッテイルんではないでしょうか?と思ってしまいます。森田さんのHPを読んでも、ミスチルの、「左の人 右の人 ふとした場所できっと繋がってるから 片一方を裁けないよな 僕らは連鎖する生き物だよ」を聴いても・・・。

 昨日からお祭り騒ぎのテレビにはうんざりで、本当に泣けてきますが、森田実さんのように、この国の行く末を心配して発言を続けられるような評論家はテレビを追い出されるのでしょうか?許せません!
 
by dket | 2005-11-01 12:39
<< iTuneで461オーシャン・... もうっ! 泣けてくる。 >>



まだ間に合うかもしれない

by dket
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